政府は対策として、極度の人手不足に悩む、介護の分野に人手を流入しやすくなるように、介護報酬の
見直しなどしている。しかし、わたしの見る所、介護世界の人手不足は改善するのに、まだ、相当の時間
を要するに思う。
昨年、11月に15人の新人を向かえて中小介護事業所では、本月2月の僅か3ヶ月余りですでに8人が
やめてしまっている。十代の若者は半月もつずかなかった。何故、つずかないか。
辞めた本人が言うには、「思っていたことと、現実のギャップが大きすぎた」と言っている。
わたしが思う理由は簡単だ。介護というのは、物や機械を扱う職業ではなくて、「老人」という、とりわけ
やっかいな「生き物」を扱う職業だからだ。
若者達は「老人」という生き物を、およその知識で理解したつもりになって、職につくから、長がつずき
しないのだ。犬や猫や金魚を飼育する時、一応、それら生き物の特徴や性格や思考を学習するだろう。
同様に、「老人」という、生き物をより深く学習する必要がある。
「老人」という生き物は、まことにやっかいなことに、同時に「人間」であるということだ。
では、老人とはどのような生き物なのだろう。老人のわたしが言う。
老人とは、へんくつで、一人よがりで、自己中心主義で、嫉妬心が強く、猜疑心も強い。
極度な保守主義で、新しい意見、発想を全て否定する。
日常、常習てきに嘘つきで、自分の都合の悪い事はすべて忘れる。
協調性に乏しく、公徳心は薄い。日々反抗的で、常に憎悪の炎を燃やしている。
全ての「老人」がこれに当てはまるとは、あえて、言わないが、おおむね、そうだ。
「老人」のわたしが言うのだから、ほぼ、間違いない。
このような、性格にさらに、ボケ(認知病)が加わるのだ。
これが「老人」というものだ。

