2009年05月07日

国際評論家「田中字」氏の論評

以前から中国政府内から発せられていたものと同じ方向性であ
る。しかし従来の中国は、これほどはっきりと自国の共産党独裁体制を公式に
肯定し、欧米型の政治体制を否定することはなかった。欧米が1970年代に
対中関係を改善して以来、中国は、自国に民主化や法制度の欧米化を要求する
欧米に気兼ねして、中国はいずれ政治体制を欧米化(自由化)していくつもり
があると、欧米に思わせるような発言を繰り返してきた。

中国では1980年代から、農村での集落単位の行政を運営する自治組織や、
都市の町内会に相当する自治組織の合議体については、住民による投票で議
員を決める民主制度を採っており、この民主制度を、いずれ市町村や国家の政
治にまで格上げしていく流れがあるかのように、中国政府は欧米に対して見せ
てきた。だが実際には、市町村以上に民主化が導入されることはなかった。目
をつり上げて「民主化しろ」と言ってくる欧米に対し、中国は茶番を演じてい
た。今回の呉邦国の演説は、そうした演技はもう終わりだと宣言したものだ。

posted by ケイちゃん at 08:01| 東京 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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